7月第2週の授業

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朝一番、プレゼントの花束を作る

ヘメロカリスが開き始めると、
梅雨明けも近い。
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夏本番な雲が心を軽くする。
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アトリエは7月第2週の授業が始まっている。
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7月から9月はおやつがアイスになるのだが、
冷凍庫に入るだけ目一杯の種類を用意して、
子ども達に選んでもらっている。

今週は14種類。
時代とともに選ぶ種類が変わるのを、
見ているのが面白いのだ。

その時々で、チョコミントだったり、
コーヒーフロートだったり、抹茶だったりする。
男の子はスイカバーやソーダフロートを選ぶことが多い。

今は圧倒的にパルムが王者。
選ぶ時に子ども達のテンションが上がると、
嬉しくて買いに走る種類が増える。
パルム登場までは、
シュガーコーンがお母さん達に人気だった。

時代に関係なく常に人気者なのはモナ王
これは量も関係していると思う。

観察していると、
実にいろんな子がいて楽しい。
必ず、ないものを欲しがる子。
なんとか2つ手に入らないかと思う子。
あなたの好きなのを買っておいたよというと喜ぶ子。
全部食べてもいいか?と聞く子。
いきなり手が伸びる子。
私にお勧めを聞く子。
いつものちょうだいという子。
とにかく決まらない子。

子ども達は面白い。
そして可愛い。

ひとつずつ面白がるところが、
メソッドの発見につながっていたんだなぁと、
今になれば分かる。

アイスのことを言えば、
面白いエピソードがあって、
私は冷凍食品をほとんど使わないために、
冷凍庫は要らない。

でも、沢山のアイスを揃えておきたいから、
おっきな冷蔵庫が欲しい。
今回のは冷凍庫が三段になっている。

昔使っていたのが壊れて買い換える時に、
困ったなぁ…こんな高い冷蔵庫買えないんだけど…と、電気屋さんをぐるぐるしていたら、
窮地にいつも現れては救ってくれる、
スーパーマンみたいなご夫婦がそこにいて、
店員さんに掛け合って安くしてもらってくれた。

人のために動いている限りは、
助けの手は必ず差し伸べられる。
そんなことをいつも経験してきた。

神様っているんだよ。
結構子ども達に自信を持って話せる所以だ。
利己ではなく、
利他がポイントなんだよねって。

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授業はアルミの針金と麻ひも。
針金の色もわざと変えて数種類用意する。
あの子はこの色を取るだろうなが当たると、
密かに喜んでいたりする。

ペンチの使い方も教える。
麻ひもは反応する子がいるから、
苦手な子は毛糸やタコ糸を使ってと注意する。

針金は短く切らない。
切る時は私に伝えてとお願いする。
何故でしょう?
みんなに考えてもらう。
切った先を落として置くと、
小さな子の足に刺さると危ないからね。
危険について教える。

同じく、目や鼻の穴に入るといけないから、
切った先は丸めてねとお願いする。
ペンチを使ったあとで、
丁寧に戻してくれる子達には、
「ありがとうございます。」と、
ひとりひとりにお礼を言う。

きっと、
大好きな恋人(いないけど) に接するときよりも、
敬意を払ってお礼を言っていると思う。

何故か?
子ども達が、
それ以上に敬意を持って接してくれるようになるからだ。
信頼関係を作るひとつひとつの行為。

礼儀や法やルールについて聞いて欲しい時に、
信頼関係さえあれば、
すごく熱心に聞いてもらえる。
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どんなに小さくても対等に接する。
手は抜かない。
24年間で学ばせて頂いた大切なこと。