🌹この手紙は、
冬休みにお願いした宿題に、
応じてくれた生徒さんとのやり取りです。
ご本人に掲載許可をいただいています。🌹
大好きなあなたへ
冬休みに募集したお手紙を書いてくれてありがとう。
春が過ぎ夏になってしまいました。
お返事が遅くなってしまってすみません。
入学おめでとう。
あなたは今、何を考えて、
どんなことをしたいと思っているでしょう?
私は、あなたが小さい頃から、
あなたのことを知っています。
幼い頃は、
みんなで集中して何かをしたり、
私の話を聞く時に、
あなたのとめどなく溢れ出す言葉や、
これをやりたいと思ったら、
瞬時に行動に移す動きを制することが多くて、
あなたはよく残念そうな顔をしていました。
今考えれば、
随分申し訳無いことをしたなと思っています。
アトリエを元気よく飛びまわっていたあなたが、
下の子の面倒をみている姿をみると、
感慨深いものがあります。
冬休みに募集した、
「悩み事や考えていることを、
お手紙に書いて下さい。」の宿題に、
あなたはこんな手紙を書いてくれましたね。
先生へ
私には悩み事はありません。いつも幸せ😃💕です。
よーくよーく考えるとあるかも知れませんが、そんなに大きなものではありません。
まとめると、
アトリエにもかよえて、
他の習い事もさせてもらって、
学校もいつも笑って楽しくて、
小さい悩み事はいっぱいあるけど、
いつも幸せ😃💕で忘れさせてくれます😆
友達も世の中に対しても不満はありません。
大人に対しては、
スイッチが入るとかっとなったりするけど、
それをうわまわるくらい楽しくて幸せ😃💕です。
夢は料理関係の物にしようと思ったけど、
それは自分で開くお店じゃなくて、
他にやっている所のお店にします。
なので大きな夢は、
日本中の絶景をカメラで撮る❗です。
こんな手紙をくれました。
あなたの夢はとても素敵な夢ですね。
大きくなって、
カメラ片手にあちこち旅に出る、
あなたの姿がイメージ出来ます。
あなたはとても不思議な子で、
あなたの何気ない言葉は、
いつも私を素敵な未来へ導いてくれています。
覚えていますか?
あなたは私に4つの魔法をかけてくれました。
ひとつ目は、
小さなあなたが粘土で薔薇の花を作りながら、私は薔薇が好きなのと言ったから、
私はローズガーデンを作ろうと思いました。
それが今の私の夢の形の1つになっています。
薔薇が育って、
摘めるようになったら、
あなたに一番に花かごを作ってもらうからね。と言っていた夢がやっと今年叶いました。
もっともあなたは遠慮がちに、
花瓶に少しだけもらってくれたようですが…
来年はもっと豪華な花かごを作って、
持って帰ってね。
あなたのおかげで、
いろんな人にその幸せを分けて差し上げることが出来るようになりました。
いつも優しい気持ちをありがとう。
2つ目は、
少し大きくなったあなたが、
絵本を作りたいと言ったから、
私はあなたが大きくなった時に、
絵本を作る相談にのれるように、
まず自分が作れるようになろうと思いました。
それが、今の私の夢の入り口になっています。
あなたが新しい環境で、
前向きにいろんなことに挑戦する気持ちを見習って、
私も何度失敗しても頑張って挑戦しようと思います。
いつも勇気をありがとう。
3つ目は、
展覧会に来たお友達を楽しませるために、
こんなものを準備してあげてという、
いろんなアドバイスをしてくれました。
あなたの言葉は間違いないと、
アイデアをそのまま頂いたら、
とても多くの人が喜んでくれる、
工作教室の形になりました。
今を生きる子どもたちが何を望んでいるか、
私には分かりません。
あなたのアドバイスに従って、
本当に良かったなと思っています。
いつも素敵なアイディアをありがとう。
4つ目はあなたがラインで送ってくれる写真です。
あなたの目を通してみる陽の光、虹、景色。
どれもとても素敵で、
写真展をすれば良いよとアドバイスをしましたね。
写真教室も機会があったら、是非参加してみて下さいと。
あなたのおかげで、
写真は、こんなに人の心を動かすのかと感じ、インスタやブログに写真をあげるのが楽しみになりました。
いつもインスピレーションをありがとう。
考えて見れば、
私は自分の人生を生きているようで、
あなたの言葉に生かされている気もします。
春からの新しい環境はどうですか?
疲れることも、面倒なことも、苦しいこともたくさんあると思うけど、
あなたの挑戦をいつも応援しています。
やりたいことには、
とことこん挑戦して下さい。
これが楽しい、これをやりたいと思ったことを優先して大丈夫です。
あなたはあなたらしくしている時に、
素晴らしい直感の降りてくる子だから。
自分の直感を信じて大丈夫。
自分がご機嫌でいることで、
未来が拓けていくんだということを、
忘れないでいてください。
最近のあなたはすっかり落ち着いてしまい、
他の人の気持ちを優先させるから、
話す機会が減ってしまいましたね。
それをちょっぴり寂しく思っているのです。
あなたが目をきらきらさせて、
ピッカーンと降りてくる言葉をお話ししてくれるのを、楽しみにしていますね。
部活も慣れるまでは疲れて大変だと思うけど、
ゆっくり休んで、また運動して、
日本中の絶景を見て回れる体力がつくといいね。
応援しています。
大切なあなたへ。