2013.01.13(金) 『15色の才能を開花させる行動の日記』

6時半
起床
今日は大切な人とのお別れの会がありました。
素晴らしい人で、多くの方がお別れを惜しんで下さいました。
逝ってなお、人と人とを結びつける才を持った方でした。
天寿を全うしたお別れなのにこんなに悲しいとは思いませんでした。
大好きです。
長い間、たくさんの応援、本当にありがとうございました。
志を形にすることでご恩返しをさせていただきます。


一度も怒られたこともなく否定されたこともない。
ただひたすらに認めて褒めてくださった。
最後に義兄に託してもってきてくださった封筒には「大変お世話になりました」と書いてありました。
自分がお世話されることは嫌い、他人に尽くす人でした。


順番に周囲の方のお世話をして、ご自身は何も望まず、ただ穏やかにご機嫌に、その時出来ることを夢中なってされていました。
勉強も人との交流も。
優しくて良い人なんて言葉では語り尽くせない仏様のような人でした。



最後に納めた手紙です。

お義父さんへ
お義父さんは暖かく懐の深い人でした。子どもは勿論のこと嫁や孫にまで敬語で穏やかに話しかけ、分け隔てなく裏表もなく、誰にでも優しく腰が低く、争いごとを嫌い、いつでも温厚で素晴らしい人でした。



菩提樹のように大きく安心が出来る心の拠り所になる偉大な存在でした。ただ会って話ができるだけで元気がもらえて幸せでした。
お義父さんのような人がこの世にいるんだと知っただけでも良かった。火が消えたようで寂しいけれど、これから先も心の中で何度でも手を合わせると思います。本当に有り難うございました。



多趣味だったお義父さんは、お気に入りの書画の表装を自身で手がけたり、季節ごとに掛け軸や骨董品を変えて楽しんだり、郷土史を研究をし、剣道や居合道を嗜み、高齢になってもゲートボールで選手になったり、自伝を出版したりと文武両道で人生を楽しんでいましたね。


たくさん役員を引き受け、お寺の総代を長く務め、自然を愛し好奇心が旺盛、話題が豊富で芸術を愛し詩や短歌も暗誦して聞かせてくれました。

幼い孫に、人生の指針となるような言葉を添えた手紙を人生の節目にくださいました。嫁や孫の発表会や展覧会にも大切な時間を割いて出かけて応援をしてくれました。写真を撮ってアルバムを作り記録に残して下さって心から感謝しています。



神仏を崇めて常に謙虚で、言葉にせず心に秘めているようなことでも、察して褒めて認めてくれる神様のような人でした。人を結びつけるのが得意で、人が集まる時には話題になるような新聞記事や資料を用意して、楽しい会になるように配慮するところも尊敬していました。


畑で作った作物や旅先のお土産などをこまめに届けてくださいました。年末には、しめ縄も毎年手作りで届けてくれました。自身は人の世話になろうとはせず、常に行動をして親族の世話を順番にして回っているような人でした。



大好きなお義父さん。
あなたの家族でいられたことを誇りに思います。仕事で忙しくしていて労って差し上げることもなく申し訳なかったです。私たちの状態がどうであれ、何の見返りも求めることなく、いつでも気にかけて優しくしてくれましたね。本当に凄い人だと思いました。



お義父さん。
あなたは「人として生きるってこういうことだよ。」と、その生き様で見せてくれました。あなたの命の火は消えてしまっても、あなたの優しい笑顔を忘れることは決してありません。頂いたたくさんのご温情を胸に、自分達の人生の挑戦を楽しみたいと思います。今までと同じように見守っていて下さいね。
ずっとずっと大切に思っています。