自己紹介 (造形絵画教室25年間の経験を元に子育てメソッドが誕生するまで)4-1



自己紹介の続きを書かせて頂きます。
今日は4の私の生い立ちです。
1と2はこちらを、
3はこちらをご覧ください。
1.はじめに
2.自己紹介のダイジェスト
3.私の夢と目標
4.私の生い立ち
5.私がメソッド を誕生させるまで
6.いま私にできること

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4–1.私の生い立ち

【強烈な私の個性】

いきなりこんな話で恐縮ですが私は片付けができません。
バッグや部屋の中も、よっぽど意識していないと、
すぐにぐちゃぐちゃになってしまいます。
家は長らくゴミ屋敷で、
宅急便屋さんにも玄関まで入ってもらうことが出来ず、
外に置いてくださいとお願いしていたほどです。

私は集中力がありません。
集中力がなくて、意識はすぐに他の場所に飛んでしまいます。
学生時代は授業中にどれだけ怒られたことでしょう。
無意識に夢中になって他のことをし始めるので、
先生にチョークを投げつけられても気が付かなくて、
呆れて笑われたほどです。

私は集団行動をすることが出来ません。
教室の中にいるだけで息苦しくなるのです。
小学生の頃から保健室に行きますと言っては、
授業が終わるまで校舎内をさまよい、
そのうちに体温計をコタツに押し付けて温度を上げ、
学校も度々お休みするようになりました。
まだ、不登校という言葉がなかった時代のことです。

私は偏食です。
給食が嫌いで掃除の時間まで残って食べるのが嫌で、
お腹が痛いと嘘をついては、
中庭の動物の小屋のそばにうずくまって、
うさぎの餌のキャベツの葉などを食べている子でした。

私は人の話が聞けません。
みんながきちんと聞いている話も全く聞けず、
先生の話が終わったとたん質問をし、
「今言っただろ?」としょっちゅう怒られていました。
それは大人になっても変わらないようで、
話しかけている娘がムッとして、
「どうして話を聞いてくれないの?」と言います。
聞いているつもりなのですが、
いつの間にか別のことを考え始めるんですね。

私はいつもキョロキョロし、
落ち着きがありません。
親になってからも変わらずで、
参観日に行った日に、
前で司会をしていた娘が帰ってきて私を叱ったほどです。
「ちゃんと前を向いていてもらえないかな。
どうしてあんなに落ち着きがないの?」と。

私は数字が苦手です。
金額がいくらだったとか、何年前の話かとか、
生徒さんの学年とかも覚えられないのです。
きちんと覚えていなければならない事ばかりなので、
すごく緊張して疲れます。
失敗しないようにと思うとそれだけで肩がこるのです。
であるにも関わらず思いこみもとても激しい人間なので大変です。

私は簡単な足し算を間違えます。
金融機関でどれほど訂正印を押したか分かりません。
銀行に行くのに必要なものを一回で持って行くことが出来なくて
何度出直すか分からないのです。
特に手続き関係が苦手で、
多大なエネルギーを消費します。
興味のないことは次の瞬間に忘れてしまうらしいのです。

私は字が綺麗に書けません。
頭で考えるスピードと字を書くスピードがずれてしまって
パニックを起こすらしいのです。
パソコンや音声入力が出来る時代になって、
どんなにホッとしていることでしょう。

私は人の顔を覚えることが出来ません。
いつも見ている場所で見れば、
「ああそうか。」と思うのですが、
シュチュエーションが違っているともうお手上げです。
「本当に覚えられないんだな。」と認識したのは、
高校の文化祭に遊びに行って、
話しかけられた可愛らしいお嬢さんに
「どちら様ですか?」と名前を聞いたら
姪だったことがあって、これは重症なんだと思いました。
娘に、「私は顔が覚えられません。」って、
先に言った方がいいよ。とアドバイスされ、
早速名刺にコメントをいれました(汗)。

私は自分に自信がありません。
興味のあることしか覚えていないからです。
幼少期のトラウマが原因で、
玄関の鍵を何度確認しても落ち着かず、
忘れ物もや落し物が多いため、
外出した時には園児のように斜めがけにしたバッグも手放せません。

一つ一つ説明しているとキリがないので、
まとめてダメなところをあげますが、
私はものを管理することが出来ません。
おっちょこちょいでしょっちゅう物を無くしたり壊したりします。
預かったものも、
たった今言ったこともやっていたことも忘れてしまいます。

屁理屈を言う頑固者です。
非常識なこともたくさんするのに、
正義感を振りかざします。
苦手なことを継続して地道に続けるのが難しい性格です。
家族を自分の価値観で支配していた自己中でわがままです。
気に入らないことがあると大声で泣きわめきました。

甘えん坊で依存的です。
恥知らずで大胆なことをやってのけるのに、
極度の恥ずかしがり屋で自意識過剰です。
好奇心が強くておしゃべりが止まらず、
悪気はないけれど話をつい大袈裟に盛ってしまいます。
知ったかぶりもします。

昔は掃除ができないくせに妙なところに潔癖で、
縄張り意識がとても強い人間でした。
普段ボーとしてゴロゴロしているのに、
スイッチが入ったところだけ
異常なまでの執着心と集中力を持って何かをし始めますから、
他のことは全てやりっぱなしになります。
結果、最後までなにかをやり遂げられた試しがありません。

私は自分の容姿に劣等感を持っています。
けれど意志が弱くダイエットも筋トレもマッサージも途中で挫折しました。
そもそも常に言動がおかしいのです。

私はにわかです。
何かに興味を持って飛びついてもすぐに飽きます。
衝動的で感情的な人間です。
SNS中毒です。
思春期は腐女子でした。
ゲームにハマると抜け出せなくなります。
ゴスロリや仮装が大好きです。

テンションが上がるとパニックになって、
自分が何を話しているのか分からなくなり、
支離滅裂になります。

正直に言うとまだまだいっぱいあるのですが、
読んでくださる方がうんざりするかなと思い、
ここら辺でやめておきます^^;。

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そんな私にも才能がありました。
それは、人の良いところを探せるのと、
みんなが喜んでくれる楽しい遊びを考える才能なのです。
絵を描き、好きなものを造っていても良いよと言われれば、
子どものように喜んで延々とやり続けます。

どうも後から聞くと長い人生の間には、
仲間ハズレにされ意地悪をされたり悪口や嫌味を言われたり、
噂の対象になることも度々あったようなのですが、
とにかくその部分に関しては鈍感なので気がつきません。
人を褒め良いところを伸ばすために時間をかけたり、
みんなに楽しんでもらうイベントを考え、
自分がワクワクするものを創るのに一生懸命で、
気にならないらしいのです。

小さな頃の思い出はともかく、
そもそも一つのことを長く覚えていることはできません。
これだけ悪いところがあると、
人からの評価をいちいち気にしていたら、
きっとそれだけで人生が終わってしまいます。

いつでもあらぬ方向を向いてにかにか笑っていたり、
花や虫や鳥に向かって一人で喋っていたり、
太陽や月の光、風や雨を感じては嬉しくなり、
巨体を揺らして玄関先の道路や湖の端で、
お尻をフリフリ踊ったり歌ったりしています。

あまりにめでたい、
頭がお花畑人間なのですが、
明らかに攻撃されているのがわかったり、
何かでキレて怒ったりする時や文句を言う時には、
昔は鬼のようになりました。

娘や家族、他人様に対してもそうでした。
悔しくて泣いたりわめいたりもしました。
火の吹き方は怪獣なみだったと記憶しています。

失敗したことや、
恥ずかしかったことを思い出して、
頭から布団をかぶって、
わめきたくなったりする衝動を抑えることも度々でした。

何もできない自分のことは棚に上げて
プライドばかり高いので、
バカにされたり軽んじられていると感じると、
クレーマーになったりモンスターペアレントになったりしたこともありました。

こんなにひどい結構ひどい、
自分の管理もできなければ他人にも迷惑を振りまく私の人生には、
いつの間にか一緒に人生を楽しむ人や、
助けてくれる人がたくさん伴走をしてくれています。

ラクルでしょう?
「え?どうして、そうなるの?」そう思いますよね。
それは私にとっての第二のお母さんが周りにたくさんいてくれて、
その人たちから大切なことを学ばせてもらい、
愛情をたくさん頂き育ててもらったからなのです。

詳しくは後の章に書きますが、
私は多くの親子さんの人生に十年前後という長い間伴走することを許して頂ける、
非常に稀でそして幸せな仕事をしています。

「フェアリーゴッドマザー愛のメソッド」というロジックを確立できたのも
そんな実体験からなのです。

次回こんな特別な個性を持った子どもと両親との家庭は
どんな感じだったのかを書きたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。


I appreciate !

小鳥遊樹でした。