自己紹介 (造形絵画教室25年間の経験を元に子育てメソッドが誕生するまで)4-8



アイアプリシエイト!

お宝才能発掘アドバイザーの小鳥遊樹です。
自己紹介の続きを書かせて頂きます。
今日は4-8 毒を撒き散らす社会人や親になってしまった私の続きです。
1.はじめに
2.自己紹介のダイジェスト
3.私の夢と目標
4.私の生い立ち
5.私がメソッド を誕生させるまで
6.いま私にできること
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【小学校】

最初にアレルギーが出たのは2歳の頃でした。
蟹か生卵を食べさせたことが原因だと思います。
今では当たり前のアレルギー食材の知識もなく
娘には申し訳ないことをしました。

アトピー性皮膚炎、喘息、鼻炎、
耳の後ろが切れて血が出たり、
果物を食べると
喉の奥が腫れて呼吸がうまくできなかったり、
山の中に入って何かの植物に反応して
白目がぶくぶく膨れてきたり
季節によって鼻血が止まらなかったり、
辛い思いをさせました。

実家の母も私も喘息、アレルギー体質なので
そういった症状は仕方がないと感じていたのです。
むくみがひどかったり、
めまいがしたり激しい頭痛にも悩まされていました。

でもその時は、自分が一因だなどと思ってもいないので、
切ないなぁ…頑張れ!と思いながら一生懸命看病をしていたのです。
咳が止まらない彼女の背中を夜中じゅうさすっていました。

良いと紹介された漢方や入浴剤や
くすりや整体やお医者さんを片っ端から試しもしていました。
なんとか症状を軽減してあげたいと必死だった日々を思い出します。

園児から高校生にかけて様々な塾に通いました。
幼児教室、ピアノ、マリンバリトミック、通信教育、
習字、スイミング、バレエ、新体操、ジャズダンス
公文、学習塾(少人数指導と個別教室の二つ)、
私がしていた工作絵画教室とパソコン教室にも。

もちろん全て彼女が入会を望んだもので
押し付けたものは一つもありません。
けれど子どもはやってみる?行ってみる?と聞かれれば
好奇心の塊ですから、やってみたいというはずなのです。

エネルギーが切れないように
身体を休めさせ慈しむことこそが
母親の役目であったにも関わらず
そんなことも分かりませんでした。

本当に頑張り屋の娘なのに、ダメなところばかりが目について
わずかしか一緒にいない時間を
責めたり説教をする時間に当てていました。
なぜか?
基本的な生活について丁寧に伝えていないからです。

片付けや掃除や料理を穏やかに一緒にして
それらを生きる喜びや心地良さとして体験させ、
その日あったことを話し合って考えを深めていく
子育てて一番大事なのはそこです。

何度も失敗して、
できるまで挑戦する時間をあげずに
出来ないことばかりを責めました。
謝っても謝りきれません。

1日24時間のうち睡眠時間が8時間
学校に行っている時間が8時間
自分を大切にすることや
周囲や世界を思いやる時間が8時間。

生活基盤を作ることが母の仕事なのに
できるようになるまで伴走してあげずに、
急がせ焦せらせ重箱の隅を突くような説教や
怒鳴り上げるようなことばかりでした。

自分でも気がつかない劣等感があった私は
勉強や仕事の8時間が充実していれば
プライドが保て自己肯定感が高くなるはずだ!と思い込んでしまったのです。
愚かさてんこ盛りの親でした。

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自宅でピアノ教室をしていた私の母も夕方が仕事の時間でした。
母と喧嘩をしてピアノを辞めてからは
こたつで漫画三昧の日々だったので
結局同じことをしているのです。

小学校に入れば生活のことなんて当たり前に身につく気がしていました。
当たり前をいかに幸福感に感じるかが
将来の情緒の安定に一番役に立つのに
自分の知らないことって出来ないものですね。

小学校低学年の頃、
担任の先生に連絡帳で
娘の気になるところを箇条書きで出したら
だいぶ強い口調で私が叱られました。
あんなに頑張り屋の子にというような内容だったと思います。

はっと気がついて、
それからは学校の先生に感謝の言葉と
娘の良いところを伝えるようにしました。
今でもその先生には感謝しています。

仕事で忙しいと送迎もしてあげられなかったので
今から18年も前のこと
小学校3年生で自分の携帯を持ってバスに乗り
隣の隣町まで習い事に通っていました。

子どものことをずっと見ている時間があったら、
自分の思ったことは全て正義だと信じて疑わない訳ですから
頭のてっぺんからつま先まで娘を思い通りに操縦しようとして
大変だったのではないかと思うので
距離的にはちょうど良かったのかもしれません。

こんなエピソードもあります。
楽しい物語の世界を知って欲しいと思い
娘の枕元にずらりと文学全集を並べて見たのですが手に取りもしません。
すごく小さい頃に何度も何度も同じものを読んでと言われた時に
疲れていてビデオに子守をさせてしまった時期があります。

子育て全体を通して思うのですが
子どもは自分がそれをしたいと思った時が最適期
私がいうことを出来るようになったら与えようなどと思っていると
すっかり興味を失ってしまっています。

けれど失った時間は戻っては来ないし、
親には親の体調やメンタルの状態もあって
上手くいかない後悔ばかりです。

一度なかなか学校から帰って来なかったことがあり
仕事の時間が迫っていた私は
車で探しに行ったことがありました。

お友達と楽しそうに歩いていたのに
「何やっているの!早く帰っていらっしゃい!」と怒鳴ってしまったことは
今でも申し訳なく思っています。

どんな小さな子でもプライドがあります。
失敗や足りないところは補ってあげるのが親の役目で
責めたり指摘したり、辱めたり揶揄するために
存在するわけではありません。

人前で彼女を責めるのは
その時に反省したのでしなくなりました。

頑張り屋さんの娘でしたが、
一度先生に怒られたとショックを受けて帰ってきたことがありました。
同級生の失敗を見てみんなで一緒に笑ったらしいのです。
子どもの失敗を親がバカにしたり呆れ返っている様子を見せたら
反射的に同じような態度をとっても不思議ではありません。

娘にも迷惑をおかけしてしまった皆様にも
その節は失礼いたしました。
全て親である私の責任です。

子どもが産んでくれと言ったわけではありません。
自分で望んで親の経験をさせて頂いたのです。

あれこれ思い出して書いてるうちに
止め処ないダメ母ぶりに落ち込んでいます。

まだまだ子育ての思い出が続きます。


最後までご覧いただき有難うございました。

I appreciate !

小鳥遊樹でした